日本Tweed矯正歯科研究会は、アメリカ・アリゾナ州に本部を置くTweed Foundation(Charles H. Tweed International Foundation for Orthodontic Research and Education)の日本組織です。 Tweed Foundationとは、歯並びを治す歯科矯正治療のなかでの一つの方法としてのTweed法について、アメリカで90年以上ものあいだ矯正歯科医を対象として研究・教育を行っている機関です。ここでは現代歯科矯正学の父と言われるDr. Charles H. Tweed の理論と実際を発展させ、質の高い矯正治療を目指しています。Tweed Foundation では、 Tweed Study Course としてアメリカのアリゾナ州、ツーソン(Tucson)で講習会を開催しております。1940年より60余年にわたって毎年、春秋の2回 12日間のコースが開かれ、治療テクニックについての講習が行われます。今までにアメリカのみならず世界約75ヶ国から 6000 名近くの矯正医が受講しています。その治療法は時代の進歩とともに改良され現在では Tweed-Merrifield法 として、大変理解しやすいものになっています。

日本Tweed矯正歯科研究会は、Tweed Foundationと協力して矯正歯科医を対象とした学会と3日間の講習会(Pre−Tucsonコース)を日本国内で開催しています。講習会には、アメリカからインストラクターを招聘し、日本にいながらにして Tweed-Merrifield 法の講習を受けることができます。

Tweed-Merrifield法では、スタンダードのエッジワイズブラケットを用います。これは現在広く用いられているストレートのエッジワイズブラケットと比べると、高度なテクニックを必要とします。各大学の教育機関、研究機関で種々のテクニックが使われていますが、矯正専門医をめざす先生方にとって基本となるテクニックやフィロソフィーを習得することができます。言い換えれば Tweed法 は現代矯正の基礎であり、この方法からバイオプログレッシブテラピー、レベルアンカレッジシステム、など多くのテクニックが発展してきました。これら治療法の考案者は皆 Tweed Study Course の受講者であり、Tweed法 を独自の考えで発展させたわけです。

これから矯正専門医を目指す若い先生、あるいは現在のテクニックに疑問を抱いている先生方には、Tweed法に目を向けてどのような症例にも挑戦できる実力を身につけてみてはいかがでしょうか。