Charles H. Tweed International Foundation for Orthodontic Research (Tweed Foundation) は、世界で唯一基金により運営されている矯正歯科に関する研究機関です。このグループの特色は、臨床実績を第一にして商業主義を排しているということです。

Tweed Foundationは、Dr.Charles H. Tweed の理論と実際を発展させ、質の高い矯正治療を目指したstudy groupです。Dr. Tweedは、現代歯科矯正学の父でありエッジワイズ法を考案者であるDr.Angle の直弟子であり、世界で初めてエッジワイズ法を実践した矯正先進国アメリカの第一号の矯正専門医として大きな功績を残しました。彼は、満足できる治療結果を得るためにesthetics(審美)、health(健康)、function(機能)そしてstability(安定)が達成されることが必要であると主張し、そのためには抜歯が必要な症例もあると考えました。そこで非抜歯治療で不満足であった100症例を抜歯症例として再治療し、1940年この100症例の素晴らしい結果を学会発表し絶大なる支持を得ることになりました。

Tweed Foundation は、アメリカのアリゾナ州ツーソンに本部を置き、毎年春秋の2回 Tweed Study Course を開催しています。この講習会は、Dr.Tweedの教えを請うために、全米から多くの矯正医が集まったことに始まり、1940年以来すでに60年以上続いているエッジワイズ法の本家とも言うべき伝統ある講習会です。今日まで、世界75カ国から6000名以上の矯正医がこのコースを受講しており、ここ数年は春、秋とも100名を超す盛況ぶりです。日本のPre-Tucson コースの受講生からも毎年20名ほどが参加しております。

1950年代後半に、Dr.Tweedは後継者としてDr.Merrifieldを指名し、1970年に亡くなるまでともに臨床、研究を続けました。その後、Dr.MerrifieldはTweed理論をさらに発展させ、治療にDirectional Forceの概念を取り入れるとともに、診断にも新たな理論を加え、今日のModern Tweed Merrifield diagnostic and treatment Philosophy (Tweed Merrifield 法)を確立させました。

Dr.Klontzは、Dr.Merrifieldの弟子としてTweed-Merrifield 法の実践者として多数のすばらしい症例を発表しています。1983年にCourse Directorに指名され、Dr.Merrifield亡き後もその重責を担っているとともに、毎年秋に日本で開催されるPre-Tucson コースの講師として活躍されています。

・ツイードファンデーションリンク

Charles H. Tweed International Foundation for Orthodontic Research
 


 
 

Tweed Study Course は、エッジワイズ法の基本であるワイヤーベンディング(loop,1st,2nd,3rd orderbend)の練習はもちろんのこと、診断とタイポドントによる抜歯、非抜歯合わせて4症例の治療ステップを12日間のコースで行います。受講生8人に一人インストラクターが付き、ステップごとに細かいチェックと指導がなされます。コースは毎日朝8時から夕方6時までとハードスケジュールですが、非常に洗練されておりあるレベルの知識と技術を持っていれば、大変充実したコースであり必ずや臨床に役立つものと思います。さらに各国の受講生とともに勉強した貴重な思い出を作ることができるでしょう。

近年 Tweed Study Course の受講者は世界各地から大変増加しております。専門開業し治療の限界を感じてコースを受講する先生も多く、決まって「私は十分 Edgewise法を理解していなかった」と話します。国内外の様々な矯正テクニックの主催者の多くは Tweed Study Course の受講生であり、Tweed 法を出発点としていると言っても過言ではないでしょう。Tweed Study Course では Edgewise 法の原点と言うべき Tweed 法と、Tweed Philosophy を理解することができます。ぜひ一度受講されてはいかがでしょうか。